2026/5/2 信州須坂「蔵の町並み散策と薬膳茶作り体験」を開催しました

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2026年5月2日(土)、「蔵の町並み散策と薬膳茶作り体験ツアー」を開催しました。

ガイドさんの詳しい説明を聞きながら、須坂の蔵の町並みを歩くと、自分一人では気づかなかった着眼点がわかり、理解が深まりました。
また、江戸時代から続く漢方薬局「山下薬局」さんでの薬膳茶づくりも好評でした!

当日の様子をご紹介します!

▼イベントページはこちら
5/2 信州須坂 蔵の町並み散策と薬膳茶作り体験

目次

須坂の蔵の歴史を知る

朝10時に「蔵のまち観光交流センター くらっと」に集合。
今日のガイドは、須坂と歴史が大好きな山田さんです。
明るく元気な山田さんの案内で、まずはくらっとの外観から見ていきます。

くらっとは、明治時代に建てられた「まゆ蔵」でした。
蚕を育てる際に温度調節がしやすいよう、2階には大きな窓が付いています。
3階では生糸の保管を行っていました。

そもそも、なぜ須坂で養蚕が栄えたのか?
坂がたくさんあったことが要因のひとつだと言われています。

坂を利用して、各地に水が流れる。
家の間に「裏側用水(うらがわようすい)」と呼ばれる水路を整備し、そこに水車を置く。
そうすることで原動力が確保され、糸を紡ぐことができた…

旧小田切家には水車と用水路が展示されています

「須坂は坂道多くて大変だよ~」と思う方も多いのですが、当時、坂道は貴重な資源だったわけですね。

蔵の特徴って何?

くらっと周辺のお家を見ながら、須坂の蔵の特徴を教えていただきました。

まずは「ぼたもち石積み」。
石をぼたもちのように削り、積み重ねていく技法です。
ほかの地域では、ぼたもち=おはぎとも呼ばれますね。

重箱に並べたぼたもちを傾けると、ぎゅっと偏り、しっかりとくっつく。
その原理と同じで、丸く削られた石を隙間なく積み上げて、頑丈な基盤を作りました。

石をひとつ削るだけでも大変な手間と高度な技術が必要とされ、お金もかかったと言われています。
そのため、ぼたもち石積みが見られるお家は、当時裕福だったことが推測できます。

続いては、「乳鍵(ちちかぎ)」。
建物の壁にフックのような突起が出ているのがわかりますか?

これは、漆喰壁の手入れをするために必要な足場をかけるためのもの。
はしごをかけて、漆喰を塗りなおしたり、手直ししたりしたそうです。

このように、須坂の蔵の特徴を教えてもらうと、
「ここにもぼたもちがある!」
「乳鍵のある建物は古いのかな」
…と目に付くのが面白いですね。

須坂クラシック美術館を見学

続いて、「須坂クラシック美術館」へ。
須坂で呉服商を営んでいた牧新七の家で、豪商の館、いわゆるお金持ちの方の家でした。

一見すると、「大きなお屋敷だなあ」という感想になってしまいがち。

しかし、ガイド付きツアーは一味違います!

まずは表門の足元にご注目。
門を止めるためのストッパー、何か違和感はありませんか…?

…そう、ストッパーの石は、後付けではないんです。
通常、ストッパー部分だけを接着する方が簡単で、お金も時間もかかりません。

しかしこの門では、全体の石の方を削って、ストッパー部分だけを残す「削り出し」という技法が使われているのです。
削る方がはるかに大変だっただろうに、それができるとは、さすが豪商…

この切り出し技法は、屋敷の中でも見られます。
箱階段の足元にご注目ください。

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板のストッパー部分がなめらかなのが、もうお分かりですね。

この他にも、奥座敷の豪華な床の間や、明治時代に作られたゆがみのあるガラス、換気のできる縁側の板も見学。

奥座敷からの眺めを見てみました
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スライド式で換気できます

そして、2階にある隠し通路と、その出口もじっくり見てきました。
当時、百姓一揆などで狙われる恐れがあり、お金持ちの家にはこのような通路があったそうです。

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ここを通って家の裏に回れるつくり
「ええ~!すごい!」と大興奮
1階の廊下に出口があります

旧小田切家住宅にも隠し通路があるので、須坂にお越しになった際には、ぜひチェックしてみてください。

笠鉾会館で祇園祭りの雰囲気を味わう

須坂クラシック美術館を出た後は、銀座通りを歩きながら、建物や町並みの解説をしていただきました。

家を建てたあと、看板として大工さんが作ってくれる「こて絵」
工業用の生糸を生産していたまゆ蔵

次にやってきたのは笠鉾(かさぼこ)会館ドリームホール
須坂では、毎年7月21日から25日にかけて、祇園祭が開催されています。
その時、各町ごとに持って練り歩く「笠鉾」がそのまま展示されています。

笠鉾の大きさは約3mほど。
近くに立つと、その大きさがよくわかりますね。

なぜ笠鉾を持って練り歩くのか、それぞれのデザインの違いなど、教えてもらうと「へえ~!」と感嘆するばかり。
詳しくは、ガイドツアーや笠鉾会館で聞いてみてくださいね!

山下薬局さんでの薬膳茶づくり

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銀座通りをさらに進み、たどり着いたのは山下薬局さん。
創業元禄16(1706)年!老舗の漢方薬局さんです。

まずは、山下さんオリジナルブレンドの薬膳茶でほっと一息。
アールグレイやシナモンが入っていて、体も心もほぐれます。

そしてお話を伺いながら、さっそく薬膳茶づくり!
ベースとなる茶葉に、それぞれのお悩みに沿った薬膳をプラスしていきます。

意識するのは、体を温めるものを入れたら、体を冷やすものも少し入れること。
体を温めるもの”だけ”をいれるのではなく、全体のバランスを取ることが大切なのだそうです。

それぞれ自分だけのオリジナルブレンドが完成!
お家でゆっくり、体を労わりながら飲みたいですね。

山下さん、ありがとうございました!

コモリ餅店さんの和風パフェ

ツアーはここで解散。
山下薬局さん周辺には、ゆったりと散策するのにぴったりな、素敵なお店がたくさんあります。

お昼ご飯を食べたり、気になる雑貨屋さんに行ってみたり、蔵の写真を撮ったり…

各自散策を楽しんでいただき、お帰りの際にくらっとでお土産をお渡ししました。

季節によって中身が変わるそうで、今回はいちご・寒天ゼリー・わらび餅・あんこのお団子が入っていました!

おやつや夜ご飯の後のデザートに、お持ち帰りいただいた方も多かったです。
くらっとでも召し上がっていただきましたよ。

お客様の声

ご参加いただいた方の感想をいくつかご紹介します。

Instagramがいつも賑やかで楽しそうだなと思っていたので、ツアーに参加できておもしろかったです!

薬膳茶づくりに興味があって参加しました。薬膳の話を詳しく聞けて勉強になりました

町歩きが好きで、ガイドさんの説明を聞きながら歩けるのが魅力で申し込みました

自分だけだったら何を見たらいいのかわからなかった。説明があったので、蔵の特徴や、商人さんの家がいかに裕福だったのかが伝わりました

など、たくさんの感想をいただきました。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました!

今後も町歩きツアーを企画していきますので、ご興味のある方はぜひご参加いただけると幸いです。

ツアー開催日以外でも、須坂をもっと楽しみたい方には、観光ガイドのご利用もおすすめです。
お一人から団体まで、丁寧にご案内いたします。ぜひお気軽にご相談くださいね。
>>信州須坂観光ガイドと巡る、歴史と蔵の町「須坂」

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